
本や書類は1つ1つは大きくありませんが、売ったり捨てない限り増えていく一方です。
最初のうちは「あまり使わない本・書類はダンボール箱に入れて押入れに格納」などで対処できますが、ダンボールに入れてしまうと「あの本はどのダンボールに入れたっけ?」とわからなりますし、押入れの容量は物理的に限界があるので、いずれ「ダンボールに入れても押入れに入らない」と部屋に溢れだしてきます。
以下のような方、心当たりがありませんか?
- 仕事柄、資料や参考にする書籍が多い
- オフィスの引越しで、書類を保管するスペースがなくなった
- 漫画が大量にあるけど売りたくない
- 趣味の小説が家に入りきらない
そんな方にもトランクルームは利用されています。
自分で本棚やラックを持ち込んで整理しても構いませんし、借りたトランクルームに収まりきらなくなったら、大きなトランクルームへ借り換えることもできます。
エアコンが完備されたトランクルームを選べば、保管環境も自宅や会社より良好です。
あまり高価なものの保管はオススメできませんが、思い出のアルバムや貴重な本などを保管してもいいでしょう。
このページでは、本や書類をトランクルームに保管したい方に向けて、トランクルームの選び方から、サイズの目安・収納の際の注意点まで徹底解説していきます。
参考にしてみてください。
トランクルームの選び方
本・書類はカビ・虫食い・日焼けの心配がありますが、衣類ほど深刻ではなく保管環境を選ばない部類の荷物と言えるでしょう。
基本的に、どんなトランクルームでも問題なく保管できますが、
- 大切にしたい本・書類なら屋内型トランクルーム
- 量が多いなら1階の部屋、または2〜5階ならエレベーター付きのトランクルーム
を選ぶといいでしょう。
逆に注意したいのは、屋外コンテナです。
屋外コンテナに保管する際は、通気口の近くには本・書籍を置かないようにしましょう。
通気口から射し込む日差しで本が焼けてしまったり、台風の際に雨が吹き込んで濡れてしまうトラブルが発生しています。
トランクルームとの相性
次に、トランクルームの3つのタイプに分けて、
- 本・書類を保管するのに向いているのか?
- 収納のポイントや注意点
を紹介したいと思います。
屋内型トランクルーム:◎
屋外コンテナ:◯
宅配型トランクルーム:◯
屋内型トランクルーム:◎
日焼けはもちろん、カビ・シミ・虫食いの心配も最も少ないタイプです。
トランクルーム内に本棚やラックを置いて、収納しておくことも可能なので「必要に応じて、一部の本・書類を出し入れしたい」という方には最適でしょう。
屋外コンテナ:◯
滅多に出し入れしない本・書類をダンボールに詰めて保管するならありです。
コンテナ扉の前まで車で乗り入れ出来れば、運び込み・運び出しは楽に行えます。
ただし、カビや本の日焼け・虫食い・シミのリスクはゼロではない点に注意が必要です。
本・書類を保管するなら、床にスノコを敷いて空気の通り道を作ったり、除湿剤を置くなど除湿対策は行いましょう。
ちなみに、本棚やラックを置いて収納も不可能ではありませんが、倉庫・ガレージのような環境なので埃っぽくなったり、通気口から射し込む光で日焼けする恐れはあります。
また、コンテナ内に照明がないトランクルームが多いので、夜間に利用するならランタンか懐中電灯は必須です。
宅配型トランクルーム:◯
屋外コンテナと同じく、滅多に出し入れしない本・書類をダンボールに詰めて保管するならありです。
ただし、本・書類の一部だけを取り出すことは出来ないトランクルームが多いです。
また、何を保管しているか、わからなくなる心配があります。
トランクルームによっては保管物の写真を撮影してWebから確認できるサービスを行っていますが、ダンボールの外からの写真は撮ってくれても中身の写真は撮ってくれません。
ダンボールの外側に、中身を書いたメモでも貼り付けてない限り、内容物がわからなくなる恐れは消えないので注意してください。
トランクルームのサイズと、目安となる本の冊数
トランクルームではダンボール箱(ミカン箱程度:横50cm×高40cm×奥行30cm)が何箱入るかで大きさを表現していることが多いです。
そこで、1つのダンボール箱に本が何冊入るかから、トランクルームの大きさと本の収納容量の対照表を作りました。
1つのダンボール箱に本が何冊入るかは、北海道でブックオフを運営しているエコノスさんのホームページを参考にしました。
エコノスさんによると、みかん箱程度のダンボール箱に入る本の量は以下だそうです。
本の種類 | 冊数 |
---|---|
漫画 | 70冊 |
文庫 | 100冊 |
ハードカバー | 40冊 |
雑誌 | 30〜60冊 |
それを踏まえて、トランクルームに入る本の量を計算すると、以下のとおりになります。
トランクルームの大きさ (入るダンボールの数) |
漫画 | 文庫本 | ハードカバー | 雑誌 |
---|---|---|---|---|
0.5畳(24箱) | 1,680冊 | 2,400冊 | 960冊 | 720〜1,440冊 |
1畳(48箱) | 3,360冊 | 4,800冊 | 1,920冊 | 1,440〜2,880冊 |
2畳(96箱) | 6,720冊 | 9,600冊 | 3,840冊 | 2,880〜5,760冊 |
3畳(144箱) | 10,080冊 | 14,400冊 | 5,760冊 | 4,320〜8,640冊 |
どうでしょうか?
0.5畳でも、以外とたくさん入ると思いましたか?
これは、あくまでも本だけをダンボールに詰めて収納した場合の計算です。
本棚を置いて、そこに入れるなら通路のスペースも必要ですし、本棚の分スペースは狭くなります。
また、家に貯まっている本も一箇所にまとめると想像より多く感じます。
一般的には、本の保管なら1畳程度のトランクルームを借りる方が多いようなので参考にしてみてください。