
トランクルームはマンションやアパートを借りるのと同じ賃貸借契約を結びます。
解約したいと思いついてすぐ解約できるわけではなく少なくとも1ヶ月前までに申し出ないと翌月分も請求されてしまいます。
また、解約日は月末に限定されているトランクルームが多く
「10日以降は使わないから、11日〜31日までの賃料は日割りで返金して欲しい」
と思っても対応してもらえません。
このページでは、こうしたトランクルームを解約する際の注意点と、実際に解約する際の手続きや流れを紹介したいと思います。
解約手続きの流れ
- トランクルームに解約の申し出
- 荷物の運び出し
- トランクルームの引き渡し、鍵・セキュリティーカード等の返却
トランクルームに解約の申し出
まずは、電話・メール・FAXなどで解約の連絡を行います。
トランクルームのスタッフさんから、このページで説明するような注意事項の解説があり「解約届」を提出するよう求められるでしょう。
「解約届」は公式ホームページや契約時に受け取る書類の中に入っています。
スタッフさんの指示に従って郵送・FAXで送りましょう。
「解約届」を提出すれば、解約月は確定です。
あとは、解約日までに荷物を運びだしてトランクルームを引き渡せる状態にしましょう。
荷物の運び出し
搬入の反対です。
引越し業者や運送会社に依頼することも出来ます。
自分で行うなら以下のようなものを用意しておくと便利でしょう。
- 軍手
- ダンボール箱
- ビニール紐
- ガムテープ
- ホウキとちりとり
- 雑巾
もし、保管している荷物が不要になるならトランクルームの一括処分サービスを利用しても構いません。
たとえば、ハローストレージでは「らくらく処分サービス」という名称で、不要品の処分も行っています。
最後に、軽くトランクルーム内を掃除して置くと印象がいいでしょう。
以上で、荷物の運び出しは終了です。
トランクルームの引き渡し、鍵・セキュリティーカード等の返却
最後に、トランクルームの引き渡し、部屋の鍵やセキュリティーカードの返却を行います。
トランクルームの引き渡しは、現地でスタッフさんが立会って壁や床に大きな傷や汚れがないか確認して行う場合と、特に使用状況の確認はない場合があります。
前者の場合は、トランクルームの引き渡しと一緒に鍵やセキュリティーカードを返却します。
後者の場合は、現地まで行く必要なく郵送で鍵を送ればいいトランクルームが多いようです。
どちらなのかはトランクルームによって違っており、解約の申し出を行う際に説明があります。
スタッフさんの説明に従って返却してください。
解約時の注意点4つ
次に、解約の際に気をつけたいポイントを4つ紹介したいと思います。
ややこしい内容ではありませんが、うっかりすると余分な費用がかかることもあるので注意してください。
- 解約は1ヶ月以上前に申し出る必要がある
- 解約日は月末で固定
- 解約料、清掃費、鍵交換費がかかるトランクルームも
- 荷物の運び出しが終わらないと延滞料金がかかるかも
解約は1ヶ月以上前に申し出る必要がある
解約の申し出は解約したい月の前月末日までに解約届を提出してください。
「今月末で解約したい!」
と思っても、電話すると「荷物の運び出しは今月中に終わらせてもらって構わないが、解約月は来月になる」と案内されるでしょう。
1ヶ月分の余計な賃料を支払わないために、申し出は早めに行っておきましょう。
解約するか曖昧な場合は、その状況を伝えておくと柔軟に対応してもらえるケースもあります。
解約日は月末で固定
解約日はほとんどのトランクルームで指定できません。
月末と指定してあり、月の途中で荷物を運びだしトランクルームを引き渡しても月末までの賃料を日割りで返却してもらったりはできません。
トランクルームを借りる際は、初月は日割りで請求されるので解約時も同じだと思っていると失敗します。
注意してください。
解約料、清掃費、鍵交換費がかかるトランクルームも
一部のトランクルームは解約時に解約料、清掃費、鍵交換費の請求があります。
月額料金の支払い口座・クレジットカードから支払われるので、特に気にする必要はありませんが「こんなお金がかかると知らなかった!」とならないよう、借りるタイミングで確認しておきましょう。
荷物の運び出しが終わらないと延滞料金がかかるかも
最後に、荷物の運び出しが解約月の間に終わらなかった場合です。
その際は、荷物の運び出しが終わってトランクルームを引き渡すまでの期間に延滞料金がかかります。
延滞料金は普通の賃料よりかなり高額です。
軽い気持ちで延滞するとビックリするので、なるべく避けるようにしましょう。
まとめ
以上です。
トランクルームを解約する際の注意点は大きく3つです。
- 1ヶ月以上前に申し出る
- 解約日は月末で固定
- 荷物の運び出しは遅れないように
特に難しい手続きではありませんし、スタッフの方も慣れているので「解約したいのですが〜」と申し出ればスムーズに説明してもらえると思います。
アパートやマンションほど、原状回復がなんたらとかうるさくもないので心配しすぎる必要はないでしょう。