
トランクルームとは?
トランクルームとは、月額料金を支払うことで荷物を預かってくれたり保管場所を貸し出すサービスです。
「あまり使わないけど、捨てられない物の保管スペース」と捉えるとわかりやすいかもしれません。
最短1ヶ月〜借りることが可能で、大型のコインロッカーサイズから8畳サイズ(大きめのワンルーム程度)まで幅広く揃っています。
料金はトランクルームの立地やサイズ・施設環境によって異なりますが月額2,000円〜50,000円程度が多いです。
月極駐車場と同じくらいの感覚で借りれますね。
以下のような事情で、収納スペースが足りない方から利用されています。
- 荷物が増えて押入れに入りきらない
- 同居する人が増えて、荷物の置き場が足りない
- 引越しやリフォームで家が一時的に狭くなり、荷物が溢れる
- 一人暮らしの親族が入院・亡くなって、家を解約したいが荷物置き場がない
- 留学や転勤・結婚で家を解約するが、荷物の置き場がない
- 会社や学校にバイク、自転車で通いたいが駐輪場がない
特に、都会のワンルームやマンションに住んでいる方の利用が多いです。
というのも、田舎に住んでいる方は、家の隣に倉庫やガレージがあることが多いので「普段使用しない物」をとりあえずそこに入れておくことができるからトランクルームは不要なんですね。
「収納が足りないけど、新しくマンション・アパートを借りるほどでもない」
という方から、一時的な保管場所として選ばれています。
トランクルームの使い方
トランクルームには大きく2つのタイプがあります。
それぞれについて、使い方を紹介します。
- 自分で荷物を運ぶタイプ
- 業者に荷物運びをお願いするタイプ
自分で荷物を運ぶタイプ
部屋やコンテナの鍵を受け取って、自分で自由に出し入れを行います。
車で運ぶ場合は、駐車スペースに停めて備え付けの台車で荷物を運んだり、コンテナの前まで車で乗り入れ直接荷物を運び込めます。
24時間365日利用できるトランクルームが多いですが、業者や店舗によっては利用時間に制限があるケースもあります。
業者に荷物運びをお願いするタイプ
トランクルームのスタッフや提携の運送業者さんが、自宅や会社まで荷物を引き取り・届けに来てくれるタイプです。
引き取り・配送の依頼は前日までにWebや電話で行います。
車を持っていない人でも利用しやすいですが、
- 引き取り・配送の度に料金がかかる
- 好きなタイミングで出し入れできない
- 自分で倉庫に行っての引き取り・預け入れができない業者もある
トランクルームの種類比較表
トランクルームには大きく3つのタイプがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので「トランクルームなら何でも同じ!」と考えていると無駄に高いお金を支払うことになったり、保管した荷物にカビが生えるなど思わぬトラブルに遭遇することも。
このページでは、3つのタイプを比較した後でそれぞれ詳しく解説していきます。
トランクルームの違いを理解して、預けたい荷物や用途に応じて賢く使い分けてください。
屋外コンテナ | 屋内型トランクルーム | 宅配型トランクルーム | |
---|---|---|---|
料金 | 安め | 普通 | 高め |
店舗数 | 多い | 普通 | 少ない |
立地 | 都市の郊外 | 都市の中心部 | どこでも利用可 |
主な交通手段 | 車 | 車・電車 | 宅配 |
サイズ | 1畳〜8畳 | 大型ロッカー〜5畳 | 0.2畳〜1畳 |
セキュリティ | △ | ◯ | ◎ |
温度・湿度管理 | △ | ◎ | ◎ |
荷物運搬サービス | ◯ | ◯ | ◯ |
向かない保管物 | 埃や高温・高湿に弱い物 ・本・書籍 ・書類・紙製品 ・衣類 ・精密機器など |
特になし | 特になし |
代表的な取扱会社 | ハローストレージ | キュラーズ | 宅トラ |
備考 | 駅近の店舗は少なく、 車がないと利用し辛い |
車を持っていない人向けの、 荷物搬入オプションあり |
・出し入れは事前予約が必要 ・店舗を訪れての出し入れは不可 |
屋外コンテナ
格安料金が魅力な屋外コンテナ!ただし、デリケートな荷物の保管には不向き
海上輸送用のコンテナを再利用して作られたトランクルームです。
多くの人がトランクルームといえば、このタイプを思い浮かべるでしょう。
車で道を走っていると、道路脇で見かけるタイプです。
設置が簡単なので店舗数が多く月額料金が安め。
ただし、コンテナは鋼鉄で出来たの箱みたいなものです。
熱や湿気がこもりやすく、夏場は室温40度前後、湿度は70%を超えることもあります。
カビやすい荷物・デリケートな荷物の保管は避けた方が無難でしょう。
具体的には、
- 本や書類といった紙製品
- 着物や毛皮などデリケートな衣類
- サビつきが心配な家電や精密機器
- 大切なコレクション
の保管には注意してください。
一方、裏を返せばカビにくいもの(食器類・工具類・レジャー用品)の保管には何の問題もありません。
料金も安いので、積極的に活用していくといいかもしれません。
屋外コンテナを取扱っているトランクルーム業者
代表的な大手トランクルーム会社はハローストレージです。
数少ない全国展開しているトランクルームで、1,200以上の店舗を持っています。
あなたの家の近隣でも見つかりやすいでしょう。
屋内型トランクルームも扱っていますが、屋外コンテナの方が取扱数は多いです。
詳しくはハローストレージの紹介ページをご覧ください。
⇒ ハローストレージ
屋内型トランクルーム
値段は3タイプの中間だが、保管環境・使い勝手の良さは抜群!
駐車場より安く、駅近にキレイな部屋を借りれる!
都市部に多いトランクルームです。
ビルや建物の中にありエアコン等の空調システムも完備されています。
屋外コンテナでの保管は心配な、書籍・衣類・趣味のコレクションも安心して預けることができるでしょう。
特に、引越しや家のリフォームで、いろいろな荷物を預けるといった利用方法には最適かと思います。
また、都市部の駅近に多いので、通勤・通学の途中に寄りやすいです。
口コミでも「車を持っていないけど、日常生活の中で時々出し入れしたい」という方から「使い勝手がいい」と好評です。
ただし、月額料金は屋外コンテナに比べると高めです。
もっとも、
- 都市の駅近に立地している
- 空調システムが完備されている
など「そこそこの価格で、駅近にキレイな部屋を借りれる」と考えると十分納得のいく範囲ですが。
むしろ、同じ場所でアパートや車の駐車場を借りることを思えばかなり安いです。
宅配型トランクルームよりも割安ですし満足感は一番高いかもしれません。
どのトランクルームがいいかわからない方は、屋内型トランクルームを選べば間違いないでしょう。
価格・施設環境・使い勝手のバランスは3タイプの中で一番いいです。
屋内型トランクルームを取扱っている代表的な業者
代表的な大手トランクルーム会社はキュラーズです。
屋内型専門のトランクルーム会社で、駅近の自社ビルをまるごと1棟トランクルームにする大胆な店舗展開を進めています。
それにより、
- 店舗スタッフの常駐
- ビル全体でのセキュリティ対策
- 空調システムの統一管理
など、他社が真似できない高品質な施設・サービス実現が可能となり、2016年現在で7年連続でオリコンの顧客満足度ランキングNo.1を受賞しています。
即日見学・即日契約も可能で、急いでいる方でも利用しやすいです。
詳しくはキュラーズの紹介ページをご覧ください。
⇒ キュラーズ
宅配型トランクルーム
近くにトランクルームがない人も利用可能!荷運びが不要で車がなくても安心!
宅配型トランクルームは、これまでの2つとは違って自分で荷物を出し入れする必要がありません。
荷物の預け入れ、引き取りは全て、クロネコヤマトなど配送業者がやってくれるからです。
近くにトランクルームのない人や、車・免許のない人でも利用しやすいですね。
ただし、いくつか注意点もあります。
- 出し入れの度に配送費がかかる
- 好きなタイミングで出し入れできない
出し入れの度に配送費がかかる
宅配型トランクルームは、月額料金だけでなく出し入れの際に1,300円程度〜の配送料金が加算されます。
つまり、出し入れを頻繁に行えばそれだけ支払総額が高くなるのです。
衣替えで夏と冬の年2回、衣類や布団の交換で出し入れする程度なら問題ないでしょう。
しかし、必要な荷物を1つか2つ出し入れしたい程度ならお店でセール品を買った方が安上がりかもしれません。
好きなタイミングで出し入れできない
荷物の預け入れ・引き取り依頼はWeb・電話・アプリから行います。
ただし、依頼は「使いたい日の前日まで」など定められた時間より前に行う必要があります。
なので、急に預けていた荷物が必要になっても「今すぐ持ってきて欲しい」という依頼は聞き入れてもらえないのです。
また、自分で店舗まで荷物を引き取りに行くことも禁止されています。
いつ必要になるかわからない荷物の保管は避けておいた方がいいでしょう。
預け入れ・引き出し依頼の期限は「前日まで」という宅配型トランクルームが多いようです。
また、配送業者が来そうな時間帯は家に居る必要があります。
誰かが常に家に居るなら別ですが、一人暮らしなどで、
「外出したいけど、配送業者が来るから出られない!」
となるのが嫌な人は向かないかもしれません。
宅配型トランクルームを取扱っている代表的な業者
代表的なトランクルーム会社は宅トラです。
荷物の配送・保管管理ともにクロネコヤマトが行うので、安心できます。
また、自宅ではなく外出先への配送も可能です。
ゴルフ・スキー・ダイビングなど大きめの道具が必要な趣味をお持ちの方は、宅トラから直に遠征先まで送ってもらい、使用後はそのまま宅トラに返送すると楽チンでしょう。
詳しくは宅トラの紹介ページをご覧ください。
⇒ 宅トラ
以上です。
トランクルームの3タイプについて、大まかな違いがわかってもらえたでしょうか?
トランクルームは家を借りるのと同じように下見・見学をすることもできます。
気になるトランクルームがあるなら、借りる借りないは別として一度見に行ってみてはどうでしょうか?
見学できるか分からない場合は、公式サイトからオンライン予約や問い合わせを行ってみてください。対応してもらえます。